記憶にない

引き払う部屋の片づけをしていると、へんなものがいっぱい出てきた。
懐かしや篠山紀信『激写』のアグネス・ラム特集とか、
磁気マッサージ器とか、10年以上使ってないオロナイン軟膏とか。
なかでもわけわからんのが、映画『フェーム』の
サントラ盤アナログレコードに、なぜか堀江淳『メモリーグラス』の
付いたセット(?)だ。
「♪水割りをくださ~い」と思わず口ずさんでしまったが、
だれにもらったのか、さっぱり記憶にない。
もちろんアナログプレーヤーなどないので、捨てることに。
ほかに、ある種の価値があるものといえば、プロレスのビデオテープ。
タイガーマスクの活躍していた新日黄金時代のものを除いて、
えいやっと捨ててしまう。
だってVHSデッキなんてもう持ってないし……(^^;)。
せめて写真くらい撮っておくか。将来ボケたときに、これを見れば
記憶を取り戻すよすがになるかもしれない。
もっとも、写真を撮ったことを忘れたりして……(∞ループ)。