ジョギング

柄にもなく、ジョギングなるものを始めてしまった。
きっかけはNHKためしてガッテン」で紹介された
「スロージョギング」。
時速5kmくらいでのんびり走るというもの。体の各種の数値も
向上するし、脳も活性化するし、楽しく続けられるという。
いいことずくめの十徳ナイフのようなコピーに弱いワタシのこと、
ついに昨夜意を決し、ウォーキングシューズを履いてわが豪邸を
出たのである。


うちの庭の善福寺公園をくまなく回る。
ウォーキングの途中にスロージョギングを織り交ぜるという感じで
やってみたら、すぐに汗が出て、体の中が熱くなり、
エネルギーが充満してくるのが分かる。
老廃物が汗となって排出される爽快感もある。総じていえば、
体内のムダなものが出て、新しいエネルギーが蓄積される、という
実感がある。うーむ、確かに気持ちがいい。
のりピーも、覚醒剤よりこっちをやった方が
よかったのでは……?(余計なお世話か)


そもそも、「楽しい走り方」など、学校で習ったことがない。
体育の時間に走らされるのは苦行でしかなかったし、マラソンなど
耐え難い拷問に思えたものだ。そこには常に「速く走らないと」という
強迫観念があった。
しかし、歩きも交えたスロージョギングは、マイペースで無理なく
できるゆえに、確かに楽しい。これはちょっとした発見だった。
体の革命、といっていいかも知れない。宮古島トライアスロンや、
ホノルルマラソンも視界に入ってきた……というのはウソだけど、
あんなに走りたくなる人の気持ちが、ほんの少し分かったのでありました。
人間、いくつになっても発見があるなあ(^^;)。


もっとも、飽きっぽいワタシのことゆえ、これもいつまで続くことやら。
そのうち、「スローウォーキング」になっていたりして……(^^;)。