クラウン

知人のクラウンに乗せてもらった。
後席に座ると、あまりの乗り心地の良さにうっとり。
すぐ眠くなりそうだ。そして音がメチャクチャ静か。
外でなにがあろうと、われ関せず、という感じだ。
車内装備も至れり尽くせり。センターアームレストを倒すと、
前端に各種のリモコンボタンが付いているし、カーナビを
テレビ画面に切り替えることもできる。アームレストの上蓋を
開けると、箱ティッシュがピッタリ収まっているのに口あんぐり。
そしてアームレストの先端をちょっと押すと、音もなく
カップホルダーが出てくる。その動きも上品にして
節度があるのに感心した。
まさに、「日本的おもてなし感覚」の極致ともいえるクルマだ。
後席に居座った社長さんは、ひとしきり満足感に浸れるんだろうなあ、
「オレもここまで来たか」なんて(^^;)。
「いつかはクラウン」というキャッチコピーも、確かに頷ける。
欲しいとは思わないが、その徹底ぶりに、
いたく衝撃を喰らうんであった(クラウンだけに)。