総量は変わらない?

飲み会で聞いた話。某公務員氏のいわく、「通勤距離と
激務の総量は一定である」だと。つまり、都内の中心地の
勤務先だと通勤はラクだが、仕事は大変。
郊外のほうに赴任すると、仕事はラクだが通勤が大変……と
いうことらしい。どちらをとるか、なかなか難しいところだ。
しかしこれって、人生そのものにも敷衍できるではないか。
サラリーマンは、毎日通勤する大変さと引き替えに
定年後の安定した暮らしが得られるわけだが、
私のようなフリーはその逆だ。生活はずっと不安定だが、
毎日満員電車に揺られて通勤する苦痛からは解放される。
つまり、苦痛と安楽の総量(?)はつねに一定なのである。


とはいえ、理論と実際は違う。
先日の同窓会に出た際の実感としては、定年となって
ラクそうな生活をしている元サラリーマンの同級生諸氏が、
ひとしきり羨ましく思えたのでありました(^^;)。