おくやみ欄

この年になると、新聞のおくやみ欄に、つい目が行って
しまう。
田端義夫佐野洋……と、大物がぞくぞく逝く昨今である。
中でもちょっと悲しかったのは、広告批評島森路子さんだ。広告批評は創刊時から面白い雑誌だなあと思ってずっと
読んでいたし、インタビュアーの島崎さんは、なかなか
素敵な人だと、にくからず思っていた。
もっとも、向こうがワタシのことをどう思っていたかは、
さだかでない(当たり前だが)。


70年代末だったか、たまたま神田神保町東京堂で、
広告批評の創刊号だか創刊準備号だかを見つけて
手に取ったときのことを、まざまざと思い出す。
ほぼ同時期に「噂の真相」や「本の雑誌」など、
ミニコミっぽい面白雑誌が続出して、毎月の発売日が
楽しみだった。
いまやそういう情報の発信源はネットに移行し、紙媒体は
元気がない。
ああ、昭和は遠くなりにけり……(^_^;)。