ハイソ

知人が、杉並区から隣の武蔵野市に引っ越すことに
なった。ワタシはひそかに、彼のことを「成り上がり」
と呼んでいる(^_^;)。
というのは、武蔵野市は東京でも指折りの税収の
豊かな街であり、ハイソな雰囲気で知られるからだ。


実際、武蔵野市は、お金があることがいろんな点で
わかる。
たとえば、図書館を見てみると、同じ本をリクエス
しても、武蔵野市だとかなり早く手に入ることが多い。
つまり、利用者が基本的に少なく、市民は本を借りる
より「買う」人が多いからではないか?と思うのだ。
それに自動貸出機というのがある。
利用者は借りる本をそこに置いてデータを
読み取らせるわけだが、武蔵野市の機械は、本を複数、
しかも裏表関係なく適当に置けば読み取ってくれる。
じつに賢い。その分、高い機械だというのが推測できる。
これが隣接する練馬区の図書館となると、本の向きを
一定の方向に揃え、1冊ずつでないと読み取って
くれないのだ。しかもデータをプリントした紙を
もらっていく必要がある。
地区による経済力の違いが、まざまざと実感できる
瞬間である。


もっともわが杉並区など、そもそも貸出機そのものが
ないのだが……(^_^;)。
まあ、貸し出しという作業を、人間的な
コミュニケーションを大切にして行っている
からだ……という風に好意的に解釈しておこう(^_^;)。