ハイカイ

俳句はわりと好きなので、解説本はよく読む。
最近、作り方を説いた本、なかでも添削例のあるものは
頭の体操にいいことに気がついた。
原句→添削句と並んでいるので、まず原句をしおりで
隠して、どうすれば良くなるかをあれこれ考える。
語順を変えたり、切れ字にしたり、季語の重複を直したり。
なんだか受験勉強みたいだ。


しかるのちに添削句を見て、解説を読む。助詞ひとつ
変えるだけで、まったく世界が違ってくることに驚く。
日本語の世界は深い。
たまに自分の考えとピッタリ合っているときはうれしい。
そして、だんだん勘所がわかってくる快感は、
ちょっとした達成感ともいえる。
頭のなかで言葉をあれこれいじり回すのは、ボケ防止にも
よさそうだ。名句を作れるような、根拠のない自信も
湧いていくる。


まあワタシの場合、原句自体をほとんど作ったことが
ないわけだが(^_^;)。