シンクロニシティ?

映画「KANO」のなかで、印象的なエピソードの
一つとして、パパイヤの育て方という
話が出てくる。


「パパイヤは根っこに釘を打たれると、もう
これで最後だという危機感で、精一杯大きくて
甘い実をみのらせる」というものだ。
これは日本人監督によるスパルタ式特訓のせいで
どんどん強くなる野球チームの喩えとなっていて、
クライマックスでも効果的に使われている。


先日、「クックパッドのこの裏ワザがすごい」と
いう本を読んでいたら、これに似た話を
見つけて驚いた。
「レタスの芯に爪楊枝を押し込むと、鮮度が
長持ちする」というのだ。
レタスがびっくりして、一種の生存本能で
生き延びよう(?)とするのだろうか。
キャベツや白菜でも有効なのだろうか。
こんどやってみようと思っている。
もっとも、いまの季節では、ほっといてもかなり
長持ちするのだが。


こういう、映画のなかの話と現実がシンクロする
ようなケースが、時々ある。
不思議だが、面白い。だから映画や本は
やめられない、ともいえるのだ。


ところで、「KANO」があまりに良かったので、
もう一度見ようかなと思って調べてみた。
すると新宿のバルト9では、なんと平日なのに
最終回の上映が24時50分から、となっていた。
終わったら朝の4時……さすが新宿だ。
そのうち行くかもしれない。
タオルハンカチを握りしめて……(^_^;)。