いまが旬

Tジョイ大泉で、「ちはやふる ー上の句ー」を見る。
競技かるたの世界を描いているが、ひとことでいうと
青春スポ根映画だった。
なんの迷いもてらいもなく、競技かるたが大好きで、
ひたすら勝ち抜くことをめざして突き進む、その潔さが
いかにも青春という感じで、疾走感は半端ない。


そしていまをときめく広瀬すずの、「17歳はいちどだけ」の
輝きがまぶしい。
おおげさにいうと、かつての吉永小百合
登場したころの、まさに新しい映画スターの誕生を
目の当たりにしているような、胸躍る印象を抱かせる。
それほどに、広瀬すずは魅力的だ。
まわりを固める俳優も、みんな適役でハマっている。
競技かるたをアクション映画として撮る演出もうまい。
あっという間の2時間だった。
これはぜひ、「下の句」も見なくては。


しかし、公開からけっこうたった土曜の最終回とはいえ、
観客はわずかに6人。それもおっさんばっかり……ってどうなのよ。
まあ、すずちゃんを独り占めにできた!ともいえるけど(^_^;)