(1)映画の楽しみの1つに、

自分だけにしか分からないことを見つける、ってのがありますね。
たとえば『白いドレスの女』のラスト、
主人公が卒業アルバムをめくっていくと、中盤で出てきた、
もうひとりの悪女の写真が。キャプションには「smoocher」とあります。
うーん、どういう意味だろう?と、当時さんざん調べたけど分からず、
悶々としてました。で、ある時仕事で四谷にある語学専門学校に行き、
校長と話していたときに、聞いてみたんですね。
その人は同時通訳の草分けみたいな人でしたが分からず、
でっかい英英俗語辞典を開いて、調べてくれました。
それによると、たとえば学校で「ちょっと消しゴム貸して」とかいって
持っていったきり返さないような、ちょっと小ずるいヤツ、といった
意味らしいんですね。
つまり、あの悪女は高校生の頃からそんなヤツだったという、説明になってるわけです。


これを知って、なんかすごくトクをした気分になりました。
映画を2倍も3倍も楽しめるわけで、映画好きな人とこういう話をするのは、
いまもこのうえない楽しみでありまつ。



(2)『スイミング・プール』(F・オゾン監督)見ましたが
なんといっても、フランスの若手女優リュディヴィーヌ・サニエ
ナイスバディが圧倒的で、目の保養になりましたw
主演のシャーロット・ランプリングはひたすら受けに回っておりましたが、
最後の最後に起死回生の○○○シーン、いやビックリしました。
吉村道明の回転エビ固めを思い出しましたw
南仏の避暑地で、きれいなオゾンをいっぱい吸い込んだような気分になれる映画でした。
オゾン監督だけに。
で、ストーリーなんですが……よく覚えてませんw 
似たようなシチュエーションとタイトルの、
アラン・ドロン主演『太陽が知っている』(原題『プール』)を見たくなりました。


シャーロット・ランプリングって好きな女優なんですが、この人イギリス人だったんですね。
なんせイギリスの植民地主義が発展したのは、
本国の気候と食い物と女がよくなかったから……という説があるくらいでw、
そういえば思い起こしてみると、イギリスの女優って
いわゆるいい女は全然いないんですねこれが。
ま、少し認識を改めました。