(1)『華氏911』を見て

思ったのは、人間って「変わりたくない」動物だってこと。
ひたすらブッシュをこきおろし、イラク戦争の不合理と悲惨を
描いて一気に見せる映画ですが、これ見りゃ、たいがいの
アメリカ人はブッシュを再選させたくないと思うだろう。
それくらい説得力がある。



しかし、これほどの影響力を持つ映画が選挙期間中に上映され、
多くの人が見たにもかかわらず、現実にはブッシュが再選された。
しみじみ、人間って変化を好まないんだなあと思います。
まあ、日本もそうですけど。


あまり関係ないけど、ラストのへんで出てくる、息子が
イラクで戦死したという女性。けっこうな肥満体ですが、
それゆえに、この人が切々と息子の死を語るとき、
哀しみがいっそう際立っていたような気がします。
そういや、監督マイケル・ムーアもけっこうなデブですね。
あまり人のこと言えないけど(汗)。
計算したわけではないでしょうが、
この2人のビジュアル的なインパクトが、何気に
大きいと思いマスタ。



(2)
新聞によると、
「日本」の読み方では、「ニホン」が「ニッポン」を
圧倒的にリードしているらしい。
しかしまあ、サッカーやバレーの応援のときはやっぱり「ニッポン」だろうな。
「ニホン、チャチャチャ!」じゃ力入んないもんね。


そういえば、前から気になっていたんだけど、「大」の読み方、
いったいどういう基準で決まってんでしょうか。
NHKの言うことを聞いてると、「大舞台」は「おおぶたい」、
「大地震」は「おおじしん」と言っている。
なんか違和感あるし、迫力に欠けるんですけどw


「大」を「おお」と読むなら、対する「小」は「こ」と読まなくてならんはずですが、
「小地震」はどう考えても「しょうじしん」だし
「小舞台」だってやっぱり「しょうぶたい」だろう。
ちなみに、1974年のアメリカ映画「大地震」は「だいじしん」となってマス。


なんか法則性とかきまりはないんだろうか?
いま思いついたが、「大日本帝国」、これを「おおにほんていこく」と読んだら、
激しく気が抜けますな……w