エアコンかけるたびに

思うのだが、朝方涼しくなると、外気温を察知して停止し、
窓も自動的に開けてくれるシステムがないかな、と。


子供のころは、エアコンなんてデパートに行ったとき
くらいしか体験できず、ふつうの家には、まずなかった。
うちわでひたすらあおぎ、勢いよく出した水道の水で、
ソーダラップ(粉末ジュース)を飲むというのが、
納涼法でありました。


自分で稼ぐようになって、アパートに初めてエアコンを
入れたとき、こんなぜいたくをしていいのかと
自問自答したもんですw


若いモンは、なにかというとすぐエアコンかけてるらしいが、
どうもワタシの場合、いまだにエアコンって
特別なものという感じがあって、おいそれと使えません。
冒頭の自動停止+窓開けシステムがあったらという空想も、
電気代が「もったいない」精神のゆえです。
単なる無精も入ってますけどw



[『レイ』(DVD)は見応えのある]
音楽映画だ。
主演のJ・フォックスは、世界の主要な映画賞の主演男優賞を
総なめにしたので、ロードショーの終了間際の広告には
「驚異の18冠達成!」と謳っていた。


賞で思い出したのが、
Shall we ダンス? アメリカを行く』(周防正行)という本。
あの映画をアメリカで公開する際、国中を回って
宣伝に努めたという旅の記録だ。
その中で一番おかしかったのが、ある田舎町に行った時のこと。
町主催の映画祭の作品賞をもらったのだが、
その賞がいったいどの程度権威のあるものやらわからず、
リアクションに困った……というエピソードに
大笑いしてしまった。もらって困る賞というのも考えものだが、
この伝でいくと、J・フォックスの受賞数はきっと
18冠どころじゃないだろうなw ひょっとしてギネスもの?


とにかくJ・フォックスは、演じるというより
レイ・チャールスになりきっている。
物まねという人もいたが、ここまでやれば立派なものだ。
しかも幼少時のトラウマやドラッグに溺れて悩むなど
キャラクターを深く描き込んでいるので、
なるほどこれじゃディカプリオもかなわんだろうなと思わせる。『アビエイター』見てないのにw


特別レイ・チャールスのファンじゃないけど、彼の
アルバムを聴きたくなった。こういう人、多いんだろうなあ。