iPodで思い出したけど

自分もネットやりつつ音楽流しているわけだが、
えんえんリピートしていても飽きない曲というのがある。
ワタシの場合は、ディオンヌ・ワーウィック
『小さな願い(I Say A Little Prayer)』。


最近wowowで見た『ベスト・フレンズ・ウェディング』の
劇中、レストランでみんなでこの歌を歌って盛り上がる
シーンがあり、昔からのこの曲のファンとしては
びっくりしつつ、うれしかった。
最後に結婚式の会場で、やはりこの曲にのってケータイで
話しながら、ジュリア・ロバーツがゲイの友人、ルパート・
エベレットを探し歩く。
そして踊る2人。意中の人を失って落ち込んでいたジュリアが
踊りながら明るい表情をとりもどす。あのでかい口を開けて
ガハハと明るく笑う。じつに気持ちのいいラスト。
さらにエンドロールが流れるなか、ダイアナ・キングの
歌う『小さな願い』が流れる。つまり一本の映画で、3パターンの
『小さな願い』が聴けるわけで、そういう意味でも
これは好きな映画である。
でも、やっぱりいちばんいいのはディオンヌだな。



[ネガティブアプローチ]
民主党の敗因のひとつとして、「日本をあきらめない」という
ネガティブアプローチがあげられている。
確かに後ろ向きな姿勢が目立ってしまうコピーだ。
自民党の「改革を止めるな」には負けるよなあ。
ネガティブアプローチは、衝撃度はあるが逆効果になる
ことも多い手法だ。
この手で思い出すのは、なんといってもソニー
「ベータマックスはほんとうになくなるの?」。
反響は大変なもので、ベータユーザーはかえって不安になり、
皮肉なことにVHSへの鞍替えがいっそう進んでしまった。


やはり選挙のように、不特定多数に呼びかけるものは
元気・明るい・前向き・シンプルなコピーがいいんだろうな。
郵政改革という明確な指標に的をしぼった「改革を止めるな」は
ある意味、名コピーといえるのかもしれない。
ちなみに、ワタシ自身はかなり前から日本をあきらめて
おりますが……orz