むかしむかしアメリカで

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」をBSで
やっていた。公開当時、とても好きな映画で、LDも買った。
しかしこの映画、ひとつ大きな突っ込みどころがある。
ラスト、ヌードルス(R・デ・ニーロ)は死んだと思っていた
親友・マックス(J・ウッズ)に20数年ぶりに会う。マックスは
女も金も奪い、ヌードルスを偽っていたのだ。国務長官
なっていたマックスは、自分を殺せとヌードルスに迫る……。


で、ここなんだけど、国務長官くらいになっていたら、
新聞とかテレビに出まくりで、ヌードルスが目にする機会は
いくらでもあったと思うんだが……(^^;)。
映画は、そこんところを巧みにスルーしている。


この映画、アメリカでは全然ヒットしなかったらしい。
イタリア人にアメリカのことが分かるか、という意識が
観客のなかにあったから……と言われている。
日本人アーティストがアメリカの音楽市場に
に挑戦してもダメだしな~。


ちなみに昔、監督レオーネの演出を「おおげさな形容詞つきで
登場人物が現れるのは、オペラのようだ」という批評があって、
へぇ~、オペラってそういうもんか――と思ったものだw