本&本

●「爆笑問題戦争論」(爆笑問題)を読む。
田中が、それぞれの戦争の経緯を語っていき、太田がその
言葉尻を細かくとらえてギャグを飛ばすという構成。
ただそれだけなのだが、太田の飛ばし方が面白くてついつい
引き込まれてしまう。
でもこれ、「論」にはなってないぞ~w


●「日々の非常口」(アーサー・ビナード)を読む。
著者はアメリカ人なのに、日本語で達者な文章や詩を書き、
俳句もひねるという才人だ。
ワタシは仕事の性格上、誤字脱字にはうるさい(とくに自分以外の)。
こういう本など、いつにもまして突っ込みどころを
探したくなるというものだ。
しかし……残念ながら、この本には日本語として
怪しいところはほとんど見受けられなかった。唯一、
「一昨昨年」という言葉が出てきたとき、一瞬鬼の首をとった
ような気になったのだが、よく考えてみると「さきおととし」の
ことだった。
まあ、素直に「三年前」といえばいいと思うのだが。
あえてケチをつけるとすれば、この人の俳句はちょっと
ビミョーだと思った。もちろん、平均的日本人よりは
うまいのだが、ちょっと俳句らしくないところが
ある……ような気がする……ちがうかなあ?(^^;)


とにかく、こういう人の頭のなかは一体どうなっているのか、
一度のぞいてみたいもんだ。