やってませんてば。(2)

それでもボクはやってない」が、周防監督の作品ということで
またハリウッドでリメイクされるだろうか?と
考えてみたが、痴漢が出るほどの混み具合というのは
あちらではあり得ないだろうし、ヘタすると被害者が
痴漢を撃ち殺すかもしれないので(話が別のほうへ行きそう)、
たぶんムリだろうな。
この作品、アメリカの裁判映画の名作の数々を思い起こさせる。
Shall we ダンス?」のときも思ったが、今回も
「これって、よくできたハリウッド映画じゃん!」
でありました。


それにしても、俳優陣がみんないい。
加瀬亮って、こんな役がピッタリだなあ。
硫黄島からの手紙」でも悲惨な最期を遂げるし、
今後もこの「いじめられ路線」でがんばってほしいものだ。
しかし、いちばんビックリしたのは、裁判長をやった俳優。
セリフ、表情、そぶり……ホンモノかと思うほど巧い。
シリアスな話なので、竹中直人の出番をあれくらいで
抑えたのは賢明だよな~w


ともあれ、まだ年の初めではあるが
本年邦画ベストワンに決定!(いいのか?w)