好きだねえ

ずいぶんレアなフィギュアを集めているとか、
アニソンでカラオケパーティをやったとか、
自転車で1日300km走ったとか、
そんなじまん話の類を聞かされたとき、
ワタシは独り言のようにボソッと呟く。
「好きだねえ」or「ヒマだねえ」と。


最近では、なにを見てもこれが勝手に口をついて出てしまう。
西荻北口のキャロットに並んでいる人の多さに「好きだねえ」。
朝から善福寺公園をジョギングしている人に「ヒマだねえ」。
社保庁の年金騒ぎ、「好きだねえ」。
国会の会期延長、「ヒマだねえ」。


もはや頭の中には、この二つのフレーズしかないかのようだ。
人はこうして、年とともに無感動・無関心になっていくので
あろうか? ナンチャッテ