イチロー&ハンニバル

大リーグのオールスターを見ていたら、イチロー
3打数3安打、最後の一本はオールスター初のランニング
ホームランってことで、めでたくMVP。すんばらしい。
ところで最後の表彰式で、日本語でインタビューに答えていたが、
これってどうなの?
渡米して7年もたつのに、公式の場で英語で喋れないというのは
いかがなものか? こういうことに、向こうのジャーナリズムは
批判的なものだが、イチローくらいになれば、それも
許されるのか? ちょっと気になった。
あるいは、公式の場で話すのは、ちゃんとした英語ができる
まで封印しておこうという、イチロー流の完璧主義なのか?
いずれにせよ、アメリカの一国主義には染まらない、という
ある種のプライドのように見えなくもないところが面白い。
まあ、日本に何年いても日本語ぜんぜん話せない外人選手は
いるから、お互いさまだけどw


ハンニバル・ライジング」を読む。
映画で見ていたのですいすい読めたのだが、あまり興趣の
湧かない物語だった。
なにごとも、知らないからコワイ……というのを改めて実感。
こうもレクター博士のルーツを明かされると、なんだか
肩すかしの感あり。
それにしても、なぜかくも日本趣味に走るのか? ハンニバルが、
俳句をひねってしまうのには口あんぐり。
このぶんだと、次作では日本に出張して活躍するな、きっと。
日本の刑事と連携して、謎の凶悪犯を追う……なんて
話だったりして。監督は「ハンニバル」の
リドリー・スコットがいいな。
あ、それじゃ「ブラック・レイン」かw