デブはうつる

「痩せりゃいい、ってもんじゃない!」(森永卓郎、柴田玲)を読む。
「いつまでもデブと思うなよ」(岡田斗司夫)のアンサーソングのような
内容……かと期待したらそうでもなかった。


タイトルのごとく、森永が「デブのどこが悪い!」と開き直り、
デブの良さとデブ排斥社会の非人間性を徹底的にアピール……して
欲しかったのに、それどころではなく、かなり腰が引けている。
やはり森永といえどもデブであることに不安は隠せないようで、
対談相手の医者の話をおとなしく聞いているだけの印象だ。
やはり、いまのような社会では、デブは小さくなって(?)生きていく
しかないようだ。


面白かったのは、「肥満は伝染する」というハーバード大学などの
研究結果だ。これによると、「友達が肥りだした場合、2~4年以内に
自分も肥る可能性が57%上昇する」とか。
その確率は友人関係が密であればあるほど上昇するらしい。
友人の影響って大きいんだなあ。たしかに、ワタシだって
グレート・アントニオとかヘイスタック・カルホーンのような友人がいたら、
きっと安心して、ダイエットなんか考えもしないことだろう(^^;)
これからも、友人はなるべくスリムなタイプを選ぶようにしよっとw