A6

「情報は1冊のノートにまとめなさい」(奥野宣之)を読む。
きょうの新聞広告によると、25万部出ているらしい。
内容はというと、
●情報はA6ノートに時系列で書く
●パソコンを使ってインデックスを作る
●必要な情報は、パソコンのインテックスから検索する
……というもの。


A6ノートという大きさ(A4の1/4)は、ワタシにとっては中途半端だ。
長時間の取材などメモするには、やはりB5が最適だし、
いたずら書きなどしながらアイデアを練るには、A4がええよん。
それに、著者はコスト面を強調するが、もっとも安く入手できるのはB5だろう。
ワタシなど、ふだんのメモはコピーの反古紙(A4)を使っているので、
コストは限りなくゼロに近い(←野口悠紀雄氏のマネ)。
それに、A6というのは微妙に邪魔なサイズだ。メモというのは、ワイシャツの
胸ポケットに入って、すぐに取り出せるサイズであるべきだと思う。
というわけで、あらゆる書き物をA6に統一するのはムリがある、とオモタ。


しかし、いちばんの問題は、パソコンでインデックスを作るという点だろう。
かなりめんどくさいし、検索したあと、該当するノートを探すというのも
かったるい。
それなら、メモを全部入力しておいて、検索・編集などすべてを
パソコンでやるほうが合理的ではないか?
……というわけで、ワタシにはあまり参考にならない本だった。


しかしまあ、日本人はこの手の本が好きだなあ。
血液型やダイエット本と同じくらい、好きなんじゃない?
(オレも好きだけどw)