国会答弁

菅総理の国会答弁を聴いた。やはり初物は面白い。
しかし、政治家というのはなかなか大変な商売だと思う。
質問側は相手の弱みをえぐったり、揚げ足をとったり、昔の古傷を
ちくりと刺したり、また手前のことはさしおいて人を非難するなど、
イライラさせたりカッとさせるような質問を延々と並べる。
答える方も、都合の悪いところはシカトしたり、さらっと流したり、
心にもないことを長々と説明してみせたり、あるいはまた
相手の落ち度を突いて怒ってみせたりと、まあ芸が細かい。
要するに、どっちにしても政治家というのは厚顔無恥でないと
務まらない商売だとつくづく思う。
デリケートなワタシなど、「そんなこと、オマエに言われる筋合いはない!」と、一喝しておしまいにするところだ。


しかし、政治家のあの演技力はたいしたものだとは思う。
そうか、高い俸給をもらっているのも、われわれを楽しませてくれる
名優のような高度な演技力ゆえなのか……と考えると、
さほど腹も立たない……って、ちょっと違う?(^^;)