デジカメ(2)

デジカメといえば、最近はライター自らカメラマンもやらされることが
多いらしい。フィルムと違って、デジカメの写真はあとでいくらでも
修整ができるし、そもそもネットに載せる程度のものや、紙媒体でも
小さなものなら、いくらでもゴマカシがきく……ゆえらしい。
作る側としても、カメラマンひとりいらないわけだから、かなり
コスト削減ができる。カメラマンが失業するわけだよな……(^^;)。
しかし、なんでもやらされるライターにしてみれば、困ったものである。
取材やインタビューだけに専念できないし、写真を撮るのもそれなりの
工夫や技術がいる。
ワタシの経験からすると、プロのカメラマンの仕事ぶりなんぞ、とても
マネできない。ライティングの必要なブツ撮りとか、たくさんの人間が
入る座談会なんぞ、気が遠くなる。
あ、そんなものは頼まれないか……(^^;)。
ライターが写真も担当した本を見たことがあるが、お世辞にもうまいとは
いえない出来だった。やはり、餅は餅屋である(もっとも、ヘタなりに、
ある種の臨場感があるといえばある)。
とにかく、この流れはもはや止められまい。ネット時代とは、ひとりで
なんでもやらされる――つまり仕事が増えるだけ、と言った人がいたが、
まさしくその通りだ。


さて、ぼやいても仕方がない。あきらめてデジカメのマニュアルを
読むことにするか……(^^;)。