夕陽と共に

最近の楽しみに、善福寺公園で眺める夕焼けがある。
6時過ぎ頃、公園の上池のベンチに座って、茜色に染まる西の空を
眺めて楽しむ。ここは周りに高い建物もなく、視界が大きく
開けているので、流れゆく夏の雲や白い月、そして沈み行く夕陽を
たっぷり眺めることができる。
夕陽が、最後の輝きを見せて雲を赤く染めるころ、つい頭に
浮かんでくるのは、ワイルドワンズの「夕陽と共に」である。
田舎にいた頃、海で泳いだ後に夕焼けを見つめていると、
いつも売店でかかっていたのがこの曲だった。


きょうは雲ひとつないピーカンのごとき空だったので、どんな夕焼けが
見られるかと期待したが、眩しいだけだった……(^^;)。
そうか、雲が適度にあって、真っ赤に染まるから美しいのであって、
雲がまったくないと、ただ眩しいだけなのか……と、ひとつ
賢くなったのだった。かつて夕陽評論家と称する人がいたが、
このままいけば「善福寺の夕陽評論家」くらいにはなれるかも。