デイブレイカー

「毎日が映画の日」特権を生かして、大泉Tジョイで
デイブレイカー」を見る。いつものように自動発券機で
チケットを買い、入ろうとしたらチケットのもぎりが
いないのでアレ? 
シアターの入り口を見ると、電車の自動改札機みたいなものが
置かれている。うーむ、どんどん省力化していくなあ……と感心。
午後7時すぎの回だったが、観客はなんと3人、しかも
うち女性ひとりはえぐい描写があったためか、途中で
出ていってしまい、結局クレジットロールが終わるまで
見ていたのはワタシひとり。これは希な経験だった。
しかし……経営は大丈夫か、Tジョイ!(^^;)


で、肝心の映画は近未来SFの吸血鬼もので、人類のほとんどが
吸血鬼になっており、普通の人間は絶命危惧種……という
ユニークな設定。人間の生き血を奪い合う醜い争いが、
ブラックな笑いを呼ぶ。
スタバみたいなカフェで頼んだコーヒーに「血の含有量が
少ない」とクレームをつけてひと騒動になるあたり、
笑ってしまった。
みんな吸血鬼なので、死ぬ心配がないことから、駅でも
オフィスでも、みんなばんばんタバコを吸っているのが
おかしい。ストーリーは、最後のあたりややご都合主義な
ところもあるが、とりあえずは料金分楽しめたので満足。
ひとつ気になったのは、いきなりビックリさせる、いわゆる
ショッカー演出が随所にあるのだが、それが説明もなく
唐突なので、なんだか腑に落ちなかったことだ。
テンポを良くするためだろうが、やはり「タメ」のない
ショッカー演出はダメだろう。
あとで調べてみると、daybreakは名詞のみで、動詞にはならない。
このタイトルは、人類の夜明けを作るという意味の
造語なのだろうか。