KAGEROU

水嶋ヒロの小説「KAGEROU」が、アマゾンのレビューで
祭り状態になっている。ポプラ社小説大賞受賞作に選ばれるも、
賞金2000万円を辞退するとかで話題になり、発売前に
40万部の受注があったという。
発売後も売れまくって、著者の印税は億単位になったとか
なんとか。こうした一連の動きが、出版社のヤラセであったと、
ネットで叩かれているのだ。
いや、出版社のヤラセであろうと販促作戦であろうと、
小説そのものが面白ければいいのだが、これがひどい出来らしい。
アマゾンのレビューも星一つがほとんどで、酷評ばかりだ。
マウスパッドの代わりにいいとか、5冊買って本棚と天井の間に
詰めたら、地震対策にちょうど良かったとか……ナンジャソレ(^^;)。


レビューの数も400前後に上っている。これだけでも驚異的な
数なのだが、本当はどんどん増えているのに、
削除もばんばんされているようだ。
ある書き込みによると、星2.5くらいになるように、
アマゾン側で調節しているという。なるほど、いくらなんでも
星一つじゃ、アマゾンで売れなくなるもんな……と納得(^^;)。


数あるレビューからすると、作品そのものは自費出版レベルの
ひどいもので、とても大賞受賞作とはいえないものらしい。
まあそうだろうな、と思う。小説なんて、そう簡単に
書けるもんじゃないよな~。


というわけで、作品そのものはまるで読む気も起きないが、
レビューの数々はなかなか面白く、これって著者より
文才あるんじゃない?と思うものも多々あり(作品を
読んでないでいうのもナンだが)。
これを本にまとめた方がいいのでは?と思ったりした(^^;)。
しかし、こうやってあれこれ書いているのも、
本の宣伝の片棒をかつがされているようで、
なんだかシャクではある。ポプラ社は、ここまで先を読んで
絵図を描いたのか!?……ナンテネ(^^;)
ま、ともかくこれで、ポプラ社の出版社としての評価も
翳ろうというものだ(「KAGEROU」だけに)。


ところで、水嶋ヒロってどういう人?w