もの忘れ

この年になると、他人の名前がすぐには出てこないことが多い。
先日もDVD「十三人の刺客」(三池崇史監督)を見ていたら、
俳優の名前がなかなか思い出せなかった。
「おお、松たか子の親父だ。カッケェ~!」(=松本幸四郎)、
「おお、篠原涼子の旦那! 貫禄あるじゃん!」(=市村正親)、
「なんだ、セクスィー部長じゃないか!」(沢村一樹)などと、
あとで分かったものの、見ている時はさっぱり名前が浮かんでこなかった。
ちなみに「硫黄島の乗馬の達人じゃん!」などと思ってしまったのは、
伊原剛志だ(^^;)
さすがに、松方弘樹を「近衛十四郎の息子」とは思わなかったがwww
ちなみに、この映画で一番の儲け役は、明石藩主役の稲垣吾郎だろう。
常軌を逸した暴虐ぶりがあまりにハマっているので、
国民的アイドルとしてはいかがなものかと心配してしまった。
いや、これならSMAPの人気が落ちても、 シリアルキラー
偏執的なストーカー役なんかで、
一生食えるんじゃないか(←褒めてんのか?) 。
それくらい良かったぞ、吾郎チャン!(^^;)


いやそれにしても「十三人の刺客」は、久々に本格時代劇の
構えを備えた、見応えのある映画だった。
これなら三池の次回作・「切腹」のリメイクも、かなり期待できそうだ。