原発本(3)

原発崩壊」(明石昇二郎)を読む。2007年の刊行だが、内容は
いま読んでも十分頷ける。というか怖い。
原発立地の活断層の規模を控えめに判定する御用学者の存在にも
あきれるが、なんといっても浜岡原発地震が直撃した際の
シミュレーション・ノンフィクションの部分がリアルで怖い。
まるで今度の福島を予見したかのような迫力だ。
地震活動期に入りつつある日本列島で、51基(当時)もの大型原子炉を
日々動かしている私たちは、ロシアン・ルーレット
しているに等しい」というある学者の言葉には、
もう((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
ロシアン・ルーレットといえば、「ディア・ハンター」である。
デ・ニーロみたいに運が強ければいいのだが、私など宝くじは
当たらないのに、こういうのは当たるような気がするからイヤになる。
やっぱり、年金は繰り上げるかな……(←結論はそれかよ)