ガニー軍曹

CSの「ガニー軍曹のミリタリー大百科」はなかなか面白い。
フルメタル・ジャケット」の怪優、リー・アーメイが
ホストのミリタリーオタク番組で、毎回ピストルやら
戦車やらを紹介していく。機関銃の回では、歴史的な
価値を持つ銃をアーメイが自分で撃ち、標的を
ばらんばらんにしていた。
禁酒法時代に使われていたサブマシンガンは、
その発射音から“シカゴ・タイプライター”と
呼ばれていたとかで、アーメイは「よ~し、これで字を
書いてみるぞ!」と標的めがけて撃ちまくるが、
振動が大きいので銃身がぶれ、標的にあいた穴は
なんの文字だか分からない有様だった。
しかし、仕事を楽しんでるな~(^^;)。


それにしても、銃や戦車の破壊力は、男の攻撃本能を刺激する。
いつもこんな番組見ていたら、ホントに銃を撃ちたく
なるじゃないか。その上、標的では飽きたらずに、
人を撃ってみたくなるに違いない。アメリカで銃撃事件が
絶えないのも頷ける話だ……と、妙に感心してしまった。
リー・アーメイの不気味なキャラが魅力的なだけに、
その裏の怖さがじわじわと背筋を伝わってくるような番組である。