ポピュリズム

最近読売がやたら連発するのが「ポピュリズム」(大衆迎合主義)と
いう言葉だ。先日、野田総理原発反対デモの代表と会ったことを
社説で非難し、「ポピュリズムはやめろ」と吠えていた。


こういう言葉を使う人間に限って、大衆をバカにしているものだ。
ふだんの読売の論調がそうであり、社説のタイトルはいつも
命令口調、エラソーなことといったら、天下一品だ。
ゴーマンというか上から目線というか、無知な大衆をオレが
善導してやるんだという奢りがびんびん感じられる。
ま、自民党の領袖(とくに中曽根)に寄り添い、その主張を代弁し、
またフィクサーとして動いてきたドン・ナベツネからすれば、
大衆なんざ愚かなものであり、操作するのはわけもないことなので
ありましょう。


そういえば、最近ナベツネが「反ポピュリズム論」という本を
出したのだが、読売でやたらこの言葉を使うのは、本の宣伝の
ためなのか?とつい勘ぐってしまった。
……あ、宣伝しちゃった(激しく後悔w)。