フリーダム・ライターズ

仕事柄、文章を書くことの効用には興味がある。
NHK-BSで放映された「フリーダム・ライターズ」(2007年)は、
ロサンゼルスの荒れる学校に赴任した女性教師が、作文教育と
ユニークな校外授業によって生徒を立ち直らせていく、という
ストーリー。なかなか面白かったので、原作も読んでみた。
こちらはさらに面白く、150人の生徒がだんだん成長していき、
成績が向上し、ほぼ全員が大学進学を果たす、という
サクセスストーリーが心地よかった。
女性教師が生徒にノートを配り、日記や好きなことを
書かせるのだが、生徒たちはこれによって徐々に自分を
見つめ直し、世界に目を開き、希望を抱いて高校を
旅立っていく。書くことによって、成長していくのだ。


文章を書くことには、確かにいろいろな効用があると思う。
私の場合、珍しく予定がいろいろあると、ついイライラして
しまうのだが、手帳にメモしてみると「なんだ、これだけしか
ないのか」と、あっという間に気分が落ち着く。
キライなヤツがいてムカツク場合、その悪口を書き殴ると、
たちまちストレスが解消される。
たまによく出来たギャグをブログに上げると、オレって天才か?と
一日ご機嫌だったりする。
いやじつに、文章を書くのは、心のクスリとも
いえる行為なのだ(……ん?ちがう?)。