フリーダム・ライターズ(2)

この本で一番感心したのは、女性教師の情熱とパワーである。
なにしろ、自腹で生徒にノートを配り、さらに教材や校外学習の
費用を捻出するために、週末にホテルでバイトしたりするのだ。
日本なら、公務員はバイト禁止だろ!などと突っ込みが入る
ところだが、あちらではOKなのか?(^^;) 
生徒に自由に日記を書かせることに加え、ホロコースト関係の
博物館を見学したり、アンネ・フランクの関係者を招いて
講演してもらったりという実践的な学習は、たしかに
面白そうだし、やる気も出るだろう。
こういう熱心な先生に巡り会えば、確かに人生が変わってしまうかも。


数学や理科が苦手な私など、もし高校時代に教師に恵まれて
いれば、いまごろはノーベル物理学賞でももらって
いたのでは?――などと、つい妄想してしまった(^^;)。