ショック

「11/22/63」を読了したあとの、ショック?から
抜けきれてない。膨大な時間を費やし、本の重さに
耐えつつ、何度も挫折を味わいながら、なんとか
読み終えたこの本。
その虚脱感というか達成感というか、いまも複雑な
味わいを残しているのだ。
これだけ長いものを読んだのだから、どんなもの
でも読める!というヘンな自信であったり、
当分の間、小説は見るのもイヤだ、といううんざり
感であったり。本を読むってことは、修行や苦行の
類なのか?とも思ったり。
また、こうも考えた。物理的な重さに閉口して、
読もうという気がしばしば萎えるので、
これは、じつは読者を電子書籍へ導くための
戦略的ツールではないか?と。
……考えすぎ?(^_^;)。


ひとつ言えるのは、この本の反動で、新書とかエッセイ
を読むと、もうスイスイ読めてしまうこと(^_^;)。
「11/22/63」と書いて、「しんぼう」とルビを
振りたくなった。


しかし、いまどきこんな分厚い本を読める人って、
日本にどれだけいるんだろう?
それって相当なヒマ人だよな(←自分のことデスw)。