徳永英明

ツタヤの契約更新特典として、ひと月に1枚、DVD旧作が
借りられるカードをもらった。しかし、金曜に旧作1本
無料になるシニアカードもあるので、そうそう観たい作品も
思い当たらない。
どうしたものかと特典カードを見なおしていたら、CDにも
使えると書いてある。なるほど、それなら使い道は
あるかも!とツタヤへGO。


とはいえ、すでに聴きたいCDなんてあまりない。
好きなものはほとんどiTunesのライブラリーに入っている。
と思いつつ、特殊潜航艇のように狭い西荻店の
棚という棚を片っ端からチェックしていったら、
徳永英明のVOCALISTシリーズが目に入った。
彼のことは気になってはいたので、まあいい機会かと、
とりあえず『VOCALIST 3』を借りてみた。


で、うちで聴いてみると……これは( ・∀・)イイ!!
ソフトで滋味ゆたかな声質が、名曲の数々を、新たな
イメージで蘇らせている。大人の鑑賞に耐えうる
歌唱とアレンジだ。
「恋におちて」は、まるで彼の本来の持ち歌のようだし、
たそがれマイ・ラブ」は、大橋純子とは対照的な抑えた
歌唱に奥行きが感じられる。
「まちぶせ」は、本来こういう解釈で歌うべきではないかと
思えるくらい説得力がある。これはハマりそうだ。
こんなにイイと思ったのは、由紀さおりの「1969」以来だ。
つまり、日本の歌謡曲の良さを再発見させてくれた
アルバム、ともいえる。これから、このシリーズを
追いかけてみようっと。


それにしても徳永英明、女性ボーカルの歌ばかり採り上げる
とは、なかなかいい鉱脈を見つけたものだ。
このシリーズも現在6作目まで来たらしいが、生きてる限り
続けられそうだもんな(^_^;)。