やはり天才

美空ひばりの2枚組CD「ラブ!」を聴く。
ジャズ&スタンダードの名曲を集めたアルバムだ。
いつぞやFМでちらっと聴いたとき、あまりのうまさに
絶句してしまい、気になっていたのだ。
ググってみると、アマゾンのレビューでも満点続出だし、
タモリ山下洋輔も絶賛していた。日本人でジャズを歌えるのは
ひばり以外にない、とまで褒めちぎっている。
まったく 同感だ。


A列車で行こう」のスキャットにぶっとび、
「恋人よ我に帰れ」の英語のきれいさに驚いた。
愛の讃歌」はエディット・ピアフより、「トゥ・ヤング」は
ナット・キング・コールより、「ダニー・ボーイ」は
ケルティック・ウーマンより感動した。
アヴェ・マリア」には本当に癒やされて、目から汗が
出るほどだった。それにしても、ひばりの
アヴェ・マリア」って……と思うだろうが、聴いていると
まったく違和感がなく、むしろネイティブのクラシック歌手かと
思ってしまうほどだ。


「柔」とか「悲しい酒」の人が、なぜ畑違いとも思える
ジャンルの曲を歌って、こんなに魅力的なのか。
やはり天才なんだなあ……と、彼女の凄さを見なおした
次第であります。当分リピ決定(^_^;)。