蒼い空

レンタルDVDで「ダーク・ブルー」を見る。
チェコ・英合作の戦争映画で、沢木耕太郎推薦シリーズのひとつ。
第二次大戦で、英国空軍に所属してドイツと戦った、
チェコ空軍のパイロットたちの話だ。
「空軍大戦略」でも、やはり祖国を離れ、英軍に所属していた
ポーランドパイロットが描かれていたが、いずれも自国を
守るべき戦力を持てなかった小国の悲哀を感じてしまう。


単調な戦争映画になってないのは、男女をめぐるドラマ部分が
しっかり描かれているからだろう。
そして戦後、祖国の英雄のはずなのに、チェコソ連統治下に
あったゆえに、収容所に入れられ、迫害されたという事実が
パラレルに描かれ、ドラマとしての深みを増している。
男女の三角関係など、やや通俗的なところはあるが、
意外なほど面白い作品だった。
ワタシの好きなスピットファイアもたっぷり見られるし。


チェコといえば、名花・チャスラフスカさんくらいしか
知らないが(古っw)、映画もちょっとチェックしてみようか、と
思ってしまった。
それにしても、沢木先生推薦作、これまでハズレなし。
好みが同じなのか?(^_^;)