高齢ヒーロー

「もう過去はいらない」(ダニエル・フリードマン著)を読む。
「もう年はとれない」に続く、元刑事のじいさんが主人公の
シニア・ノワール第二弾。
相変わらず、じいさんの毒舌は痛快でユーモラス。
高齢化時代にピッタリの、ニューヒーローの活躍を楽しんだ。


60年代の若い頃の話がパラレルに進行するのが新味で、
これは構成的にもメリハリがあって、そのまま映画化できそうだ。
そこで俳優だが、現在の主人公をクリント・イーストウッド
演じるとすると、若い頃は誰がやるのか?と考えた。
売れっ子のジョゼフ・ゴードン・レヴィットあたり?と考えたが、
あんまり似てないか。
実子のスコット・イーストウッドを起用する手もあるな。
まだあまり売れてないし、クリントの家督を譲る意味で、
この際一気に売り出す、と。
でも興行的なことを考えると難しいんだろうな……などと、
あれこれプロデューサーのようなことを考えてしまった。


ともあれ、これからも、じいさん&ばあさんが大活躍する
映画や小説がどんどん出てくるような予感がする。
高齢ヒーローが恒例になる……なんつって(^_^;)