親子ゲンカ

Tジョイ大泉で「スターウォーズ/フォースの覚醒」を見る。
さすがTジョイ、公開二週目だというのにもはやガラガラの状態で、
余裕の鑑賞。
この伝説的なシリーズ、世界から集まる注目も期待も相当なもの
だろうから、J・J・エイブラムス監督、やりにくいこと
この上なかったに違いない。
すでに出ている批評も、あまり評価の高くないものだったので、
思い切り期待値を下げて臨んだのだが、結果はうれしい期待はずれ。
なかなか楽しめる一編に仕上がっていた。


第一作・二作のテイストと趣向を踏襲して、シンプルな善と悪の
対決を打ち出し、若い主人公の成長物語を軸とする構成は、
やはりこれが定番だよな、と思わせる。
デジャブ感のある場面は多いが、これは旧作へのオマージュと
受け取っておこう。
新シリーズの核となるヒロインの女優も、なかなかに魅力的で、
大物感が感じられる。この先が楽しみだ。
まあ女優といえば、レーア姫の老けっぷりはあまり見たく
なかったが……第一作から見てきたこちらも同じように年取って
いるのだから、文句もいえない(^_^;)
一口でいえば、誰かがうまいこと言っていたが、
「壮大な親子ゲンカ」映画でありました。


それにしても、最後がアレとは……「帝国の逆襲」を見終わった
ときと同じ感想が浮かんだのは、ワタシだけではあるまい。
世界でおそらく何十億もの人々が画面に向かって突っ込んだはずだ。
「続きを来週見せろ!」と(^_^;)。