起業家精神

ツタヤの高すぎ新作レンタルで、「ナイトクローラー」を見る。
ロサンゼルスで起こる事故、犯罪や火事をフリーランサー
ジャーナリストとして撮影する社会病質者を
描いている(ウィキより)。


これを演じるジェイク・ギレンホールの怪演が見もので、
病的に痩せこけ、ほとんどまばたきしない目がCGのように
でかいのが怖い。
経営方針や企業理念?を語るところなど、いっぱしの
経営者きどりで、さすがアメリカは起業家精神旺盛な
国だな……と妙に感心した。


犯罪や事故の現場に急行して撮影し、その映像を放送局に売る……と
いうのは、確かにLAあたりなら、十分稼げる仕事かも知れない。
続編があるとしたら、撮影するだけでなく、自分でどんどん犯罪を
起こしてしまう……なんてマッチポンプな展開になりそうな。
ブラックユーモアの漂う現代的スリラーとして楽しめた。


なぜか出てくるレネ・ルッソの劣化ぶりには驚いたが、
調べてみたら、監督の奥さんだとか。なるほど、低予算を補うためか。
大島渚小山明子を、篠田正浩岩下志麻を、吉田喜重
岡田茉莉子をしつこく使い倒したことが思い出される(古っw)。