脱線

「殺人鬼ゾディアック」(ゲーリー・L・スチュアート他著、
亜紀書房)を読む。
赤ん坊のときに親に捨てられた著者が、自分の出自を
調べてみたら父親がなんと連続殺人犯だった……という
衝撃的な実話だ。
この殺人犯というのが、「ダーティ・ハリー」の犯人の
モデルにもなった、有名な男。
結局迷宮入りになったのだが、本ではこれまたびっくりする
ようなその理由と顛末が語られる。
まさに事実は小説より奇なり……おもしろすぎて、
400ページ超の分厚い本を2日で読んでしまった。


で、瑣末なところに目がいってしまうワタシが、ふと気に
なったのが、その事件担当のデイヴ ・トスチという刑事のこと。


「トスチはかなりの有名人になり、 一九六八年には彼を
モデルにした刑事もののフイクシヨン映 画 「ブリツト」まで
制作された。ステイーヴ ・マックイーン演じるフランク ・
ブリツト警部は左肩 に上下逆さまに掛けたホルスターに銃を
突つこんでいたが、それはトスチのトレードマークだつた」


とある。
そういえば、昔初めて「ブリット」を見たときも、ヘンな拳銃の
差し方だなあ?と気になったことを思い出した。
さっそく手持ちのDVDで「ブリット」をチェックしてみると、
おお確かにマックィーンが、拳銃を逆さまに差したホルスターを
身につけるシーンがあるではないか。なるほどなるほど。
それしても、この方が速く抜けるからだろうが、落ちる心配は
ないのか? それに、万一暴発したら怖いよなあ?と、余計な
心配をしてしまった(^_^;)。


ついでに、名物のカーチェイスシーンも、また見てしまった。
これまでに、一体何十回見たことやら……。
BDは絶版になっているようだが、再発されたらぜひ買いたいと
思っている。
そして、擦り切れるまで見てやるぞっと(^_^;)。