大回り一筆書き旅行

「130円の鉄道大旅行」(イカロス出版)を読む。
JRの最低料金で、一筆書きの旅を楽しもう――という内容。
そもそもは、川本三郎のエッセイを読んでいたら、最低料金で
首都圏を回って帰ってくる、という話があったのがきっかけだ。
いわゆる「東京近郊区間」なら、隣駅までの最低料金(いまは140円)で
大回り乗車ができる、という合法的な旅の手段である。
ネットをのぞいても、やってる人はけっこういるらしい。


だから、西荻で140円の切符を買って、房総半島を一周することも
可能だ(その場合、途中下車はできないし、同じ駅を通ってはいけないし、
西荻で降りてはいけない)。
ゆえにルートとしては、たとえば、西荻→立川→武蔵小杉→品川→東京→
蘇我→木更津→安倍鴨川→大網→佐倉→西船橋錦糸町→新宿→荻窪……などと
いう、でっかい一筆書きになりそうだ。
なかなか楽しそうな遊びではないか。もっとも、ひたすら遠回りするという
ルールなので、ほとんど一日つぶれ、けっこう疲れるという説もある。


こういう特別な扱いの区域は、東京、大阪など、一部の都市圏にしかない。
東京にいて良かった、と思うのはこういう時である。
近く挑戦の予定。
想像するに、もっともお金のかかるのは、缶ビールと駅弁だろうな……?(^_^;)