超博識

ビートルズの真実」(里中哲彦、遠山修司著・中公文庫)を読む。
文庫本ながら550ページを超す大冊だ。ふたりの対談形式で進むのだが、
ビートルズの成り立ちからブレークするプロセス、全盛時代、そして崩壊まで追うとともに、
メンバーそれぞれの性格の分析、愛した女性や周囲の関係者にまで言及しているのがすごい。
主に遠山が喋っているのだが、この人、リバプールやロンドンに長いこと住んでおり、多数の関係者にも直接インタビューしていて、とにかく詳しい。
オタクもここまで来ると……いや、もうそんな範疇を超えて、ただただ感心するほどの博識ぶりだ。
コレなら立派に金とれるぞ、と。
世にビートルズ関係の本はあまた出ているが、これ一冊でいいんでは?と思わせるほどの充実ぶりで、お腹いっぱいになった。


著者二人のビートルズ愛もよくわかった。この二人のように、ビートルズのせいで人生を誤った(?)人が、世界には相当数いるんだろうなあ。ま、それも幸せだよね(^_^;)
というわけで、相変わらずiTunesビートルズばかり聴いておる毎日であります。