希望のいぶき?

マンガ「空母いぶき」(かわぐちかいじ)が面白い。というか怖い。
尖閣諸島を狙う中国が与那国島に上陸、自衛隊と陸海空にわたる全面戦闘が始まる……という近未来SF。
あっちもこっちもバタバタ死んでいく。
なにせこのジャンルの巨匠たるかわぐち先生なので、軍事的な作戦や兵器のディテールは非常に具体的かつリアルに描かれており、説得力はすごい。


単行本で6巻まで出ており、毎回面白いのだが、読み終るたびに暗然とする。もしこれが本当に起きたら……と。
なにしろ現実とシンクロしている事態だし、今日明日にも起こりそうなことなので、読んでいると空恐ろしくなってくるのだ。


しかしまあ、もし本当に戦闘が始まったら、虚構は現実に圧倒されてしまうので、売れ行きは落ちてしまうだろう。
その意味で、いちばん日中の衝突を恐れているのは、かわぐち先生だったりして……(^_^;)