アディオス!

ツタヤの高すぎ新作レンタルで、『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ☆アディオス』を見る。
18年前の前作はとても好きな映画で、キューバ音楽にはまってしまったものだ。こんなにいい音楽が、まだこの地球にあったのか!という新鮮な驚きがあり、演奏する爺さんミュージシャンたちに魅了された。
年をとっても、まだまだやれる!と、熟年世代に勇気をくれた作品だった。あの映画からではないか? 元気な年寄りがもてはやされだしたのは。


前半は前作の裏話っぽいドキュメンタリーだが、後半は後日談。
映画で有名になり、バンドは世界各地でコンサートを開いて、大成功を収める。オバマに招かれて、ホワイトハウスでもライブを披露する。
しかし、コンパイ・セグンド、ルーベン・ゴンザレス、イブライム・フェレールなど魅力的な爺さんたちは次々に旅立っていく。
まあ、そもそも前作の時点で、みんなけっこうな年だったもんな……(^_^;)


もちろんそういう事実は知ってはいたが、こうしてメンバーが一人ひとり亡くなっていくのを見せられると、思わず胸熱に。親戚のおじさんが亡くなったような気さえしてくる。
みな最後まで好きな音楽で人生を全うした、幸せな逝き方だったと思う。
またしばらく、前作のサントラ盤を聴きまくることになりそうだ……(^_^;)