『プロデューサーズ』を

大泉Tジョイで見る。
メル・ブルックスらしい悪趣味やくどいギャグがいっぱい、
しかし歌や踊りはもちろん本格的なブロードウェイもので、
なかなか面白かった。ナチやゲイの描き方がいかにもな
おおげさぶりで、なるほどこれなら誰が見ても笑えるだろう。
ユマ・サーマン扮する北欧出身の大女の名前が寿限無みたいに
やたら長いのがおかしかった。
ミュージカルもので、実際に舞台で見たいものって
あまりないのだが、これは見たい気になった。
それにしても、結局メル・ブルックスで面白いのはこれと
『ヤング・フランケンシュタイン』だけか。


開演前に「グッドラック!」というのは業界では不吉で、
「ブレーク・ユア・レッグ!」(不正確)というのが
普通だというエピソードがある。
そういえば『エルビス・オン・ステージ』で、開演前に
トム・ジョーンズから届いた祝電が
「足を折っちまえ」というもので、プレスリーが大笑いする
ところがあった。あれはジョークではなく、マジな
祝電だったのか。プレスリーは意味を知らなかったのかな?
まあ、田舎の兄ちゃんだからなあw