そんなにデブがダメなのか?

「いつまでもデブと思うなよ」(岡田斗司夫)を読む。
食べたものをなんでも記録していくというカンタンな(?)方法で
大幅にやせた著者の体験談は説得力があり、これまでのダイエット本には
ない着眼もいくつかあって、さすがベストセラーになっただけある。
しかし、ひとつ気になったのは「痩せていることが現代ではカッコいいので
あり、デブは見かけで損をしている」と、やたら強調しているくだりだ。
そりゃ117kgもあった岡田は太りすぎだろうが、人間は
ある程度太っていたほうが長生きをするという説もある。
それに、デブにはある種の愛嬌というものもあるではないか。
「この人なら、そんな悪いことはしないだろう」とか、「やさしそうだ」とかの
イメージである(ワタシも、ある種の局面や状況下で、とりあえず
「やさしそうね」と言われたことがあるw)。
そもそも「オタク=デブ」というイメージを定着させたのは岡田本人ではないか。
いまや世界に輸出するほどの内実を持ったオタク文化。そのシンボリックな
デブというイコンを、いまさら変えられても困るのである(誰が?w)。
これでは、日本の誇るオタク文化の先行きが不安だ(どうでもいいが)。
麻生太郎も心配しているぞ!(ウソ)


などと考えていたらストレスが溜まってきたので、環八のOKストアで
ロッテガーナチョコレートやら黒棒名門やらを大量に買い込んでしまった。
やはりダイエットの道は遠い。
岡田斗司夫は偉大だ……_| ̄|○