日本語字幕

過日、時代劇映画の傑作「切腹」をDVDで見た。このソフトには、
なぜか日本語字幕がついていたので、それを見ながら鑑賞。
この映画のシナリオは当時の武家言葉を使っているので、
聞いているとなんとなく分かるものの、字幕で見ると
そんな字を書くのか、とビックリしたものも多かった。
たとえば「しかと分明いたした」、「こうして待っているのも、
曲のない話」、「この鴨居に、切っ先鋩子あたりが引っかかる」etc.
そんな言葉あったのか! さすが橋本忍はインテリやな!(^^;)などと
いたく感心した次第である。こんなに電子辞書を引かせた映画も珍しい。


それと、恐ろしい偶然に気がついた。この映画は、冒頭の石浜朗
竹光による切腹シーンが残酷だというので、公開当時話題になったのだが、なんと作曲が「竹光通る」(武満徹」だった(^^;)。……笑えない。