空腹の快感

最近は食事のとき、腹八分〜七分を心がけている。
ベルトをゆるめずに食べ、ちょっときつめに感じたらそこで
食事は終了。残り物は翌日食べる。
不思議と、これでけっこう満足感はある。基本的に
一日一食なので、夕飯の頃にはいい具合に腹が減り、なにを
食べてもうまく感じることも大きい。


そもそも、なぜ人は腹いっぱい食べようとするのか?
やはり、飢餓の期間が長かったから、なるべく食べて栄養を
体内に蓄えておこうという本能が働くのかもしれない。
しかしいまや量ではなく、「生存に足る食事ができた」という
実感だけでいいのではないか?と思うきょうこのごろ。
「3日食べなきゃ、7割治る」(船瀬俊介)を読んで、いっそう
その感を強くした。人間は少々腹が減っているほうが、
生存本能が働いて頭も冴えるし長生きにもいいという話だ。
それに、食べるという行為はけっこうエネルギーを使う。
体に負担がかかる、という。
現在の、体を軽く動かせる状態を実感すると、満腹と
いうのは、たしかに体に良くないような気がする。
しかし若いころ、ひたすら満腹をめざして食べていたことを
思うと、これってたんに年をとった……ってことかも?(^_^;)。