談志の世界

「赤めだか」(立川談春著)を読む。
立川談志のもとに弟子入りした談春の成長物語。
まさに落語のような弟子たちのキャラとドタバタぶりが面白く、
また天才・談志の破天荒な発想と行動、芸への真摯な
取り組み方に圧倒される。
読み始めたらやめられない面白さで、2008年の刊行ではあるが、
今年読んだものでは一番の収穫だった。
内容もいいが、文章のうまさには感心させられた。
談春なら、近い将来談志の伝記も書けるだろう。
その意味で、物書きとしてはとんでもない財産を持っているわけだ。
今思いついたが、タイトルは「談志の本かい」でどうだろう(^_^;)


読んだあと、さっそくYouTubeで談志や談春の落語を堪能。
う〜ん、面白くてはまりそうだ。
笑うのは健康にもいいので、これから大いに聴くことにしよう。
趣味がまたひとつ増えたのはうれしい。
そのうち、寄席ものぞいてみたいな。