心の持ちよう

「心を変えれば健康になれる!」(江部康二著)を読む。
著者は、糖質制限の提唱者でありオピニオンリーダー的存在。
これまでに糖質制限の著書はたくさん読んでいたので、著者に
関してある程度のことは知っていたが、この本では医療や健康に
対する考え方、自分の生い立ちにまで言及している。


氏の考え方、行動はアドラー心理学とかと一致する部分が多く、
心の持ちようを変えることで人は健康になる(かなり大雑把w)、
という趣旨。
著者は誰に対してもオープンで平等な立場をとり、対応する。
医師と患者と看護師のかけあい漫才のようになって、診察室は
いつも笑いが絶えない、という。
なかなか魅力的な人物ではないか。
いまでも仲間とのバンド活動や夏のテニス合宿なんかをずっと
続けているそうで、その元気ぶりには、同年輩として感心する。


まあ本人が糖尿病を持っており、糖質制限の実効性のモデルでも
あるわけだから、この人がこの先どれだけ長生きできるか、
外野からじっくり見守っていきたいと思う。
というか、こっちが先に逝っちゃったりして……(^_^;)。