Wonder

Tジョイ大泉で、「ワンダー 君は太陽」を見る。


(粗筋――ウィキより)
オーガスト(オギー)・プルマンはトリーチャーコリンズ症候群が原因で顔の形が変形しており、長らく入退院を繰り返していた。容態が安定したオギーは学校に通うようになるが、クラスメートたちの差別によるいじめを受けふさぎこんでしまう。オギーは自分の顔が普通ではないことを嘆いたが、両親の励ましを受け立ち直り、学校生活に適応するため、家族に支えられながら懸命に行動を起こす。


……というような話。
金子みすずの「みんな違って、みんないい」に相通じる、シンプルで強く、しかも押し付けがましくないメッセージ性。
主人公はもとより、脇の人物の抱える悩みにまで細かく目を配った設定。
さわやかなカタルシスと幸福感に包まれるエンディング。
主人公へのいじめに、人種や民族、マイノリティへの差別を重ね合わせてみることも可能であり、解釈の幅は広い。
その意味で、多くの人に勧めたい映画だ。なぜか、小学生の頃、「クオレ物語」を読んだときの感動を思い出した。


常々、「人は見かけが10割」と思っている私も、「そうだよ、人を見かけで判断しちゃいかんよな」と即座に反省。
最後にはじわ〜っと目から汗が……(^_^;)
なかなかの良作だった。いまのところ洋画ベスト・ワンかも。